プレイ日記 【11】
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黒きサムライは何者か
処刑のあるオベリスク広場にいくまでは、宿舎で仮眠をとることはできないみたいだ。
オベリスク広場に行く前に、酒場は寄っておいた方がいいだろうか…。
>Kの酒場
「勲三等の授与だなんて現役当時のK殿以来の快挙じゃないか?最近暗い話題ばかりだったがお前たちの活躍には勇気づけられるよ」
Kも勲三等をもらったのか!?一体Kは当時どんな働きをしたんだろう、気になる。
ケガレビトの里に行かずして勲三等をもらえるほどの働きをしたっていうのも逆にすごい。
「城下町でも黒きサムライがつかまった話で持ちきりだが、お前の名前は語られていないな。これも修道院のやり口なんだろうか。でも俺は知っているぞ。我が国の若き英雄の名を知っている」
自ら特別に取り計らって主人公たちに誉ある勲三等を授与しているから、ウーゴが特に主人公たちの功績や名誉を横取りしようとする意図は感じられない気がするけどな~本当の所はどうなんだろう?
「黒きサムライを捕まえたから祝杯をあげたいところだがK殿は浮かぬ顔つきだ」
「最近ホープがよく顔を出すんだ。奴がこぼしていたよ…悪魔に堕ちた民を討つことはできても…民が悪魔に堕ちることを防げないってな。ウーゴ主催の公開処刑なんて民の目を問題点から背けさせるためだけの演出だ。けどかりそめでもいいから悪魔の数を抑えられるなら…それは期待しているんだ」
Kは何をどこまで知っているんだろう…?
かつて勲三等の名誉を得ながら、なぜサムライを引退して酒場のおやじをやっているんだろう。
何かに絶望するような事件でもあったんだろうか…。
ホープはサムライなのに『民が悪魔に堕ちること』まで防ごうとしていたのか。すごい人だな~。
『本を読む』=『悪魔に堕ちる』のなら、ナラクがある以上ほぼ無理な気がするもんな…。
目線は一途に「民の幸福の為」だ。筋が通っていてホープは好感が持てる。
黒きサムライは何者か
そもそも『悪魔』はどういう意味だったんだっけな…?
ケガレビトの里(東京)でいう『悪魔』、天井(ミカド国)でいう『悪魔』とは同じ言葉でも若干違うニュアンスな気がする。
ミカド国でいう『悪魔』は「個人的な欲望に全力な心」。
ケガレビトの里でいう『悪魔』は「理性だけでなく人としての良心も放棄した(嬉々として同族を喰らう)状態」。
皆が同じ『悪魔』という一つの言葉だけで表現されているからなんだか収まりが悪い。
そのニュアンスの食い違いの溝に主人公たちが落ち込んで挟まり苦悩しているようにも見える。
日本人の考える『神』と外来宗教の『神』とのニュアンスが何かいつも微妙に食い違っているのと同じような。
>サムライ詰所
「お頭から伝言だ…皆勲三等をしのぐ輝きだったとさ。お頭のあんな嬉しそうな顔初めて見たな」
ホープ…やっぱり意外とかわいいキャラなのかもしれないな~。
「最近処刑という言葉をよく聞く…よほどウーゴ殿のお気に入りらしい。出立した先で本を読み悪魔になった民を幾度となく処刑してきた…殺害ではなく処刑と思え…ウーゴ殿の指導だよ」
言葉は所詮言葉…やってることは同じ。
本同様に力の信奉者に意味的レイプされる言葉達が不憫で切ない…。
>城内
「ウーゴ殿がお頭に対しておこなった侮辱はいまだ胸にひっかかるが我等の同輩が黒きサムライを捕らえたこと、同じサムライとして誇りに思うぞ」
「この功績は我が国の歴史に刻まれるぞ。いやはやガントレットはとんでもない新人をえらんだものよ。あのナバールのやつもそれなりに素養があったのかな」
「黒きサムライの捕縛に至ったのは貴様らのたゆまぬ努力があったからこそ。ウーゴは教義を破ることを英断だと吹いているが…認めてたまるか」
歴史に名を刻みたい人が、歴史に名を刻める力を持った人をうまい具合に利用して自分の名前を刻ませる踏み台にする(手柄横取り)…みたいなことは、昔からよくあっただろうな…。
>修道院
「黒きサムライの処刑を一般公開するよう提案されたのはギャビー殿です。サバトで民が他の村を往来し様々な情報が飛び交うようになった…憶測で不安を抱くようになった民を導く…そのための公開処刑なのだと。さすがにウーゴ殿が片腕と称すお方。神のごとき大局を見据えたお言葉です」
全部の演出的な指示はギャビーから出ている…ギャビーの黒幕臭が相変わらずすごいな…。
>ラグ一番街
「身分の垣根なく一堂に会すとは我が国始まって以来の試みだな」
「さすが修道院ね。気が利く計らいですこと」
「サバトなる集会も黒きサムライが教えたとか。本人が善意のつもりの悪行ほどたちの悪いものはない」
>ラグ二番街
「価値が分からぬ者達に貴重な本など与えて何をしたかったんだろう。」
「ホープ様はなにやら憂いていらっしゃるご様子」
>カジュ一番街
「民をミカド城に招き入れるのはウーゴ殿の目論見。公開処刑に参列し留守になった間に家宅捜索し本を押収せよと。ウーゴ殿は俺たちサムライに空き巣のような真似をさせやがって…」
「公開処刑に反対運動を企てる者達がいた。いくら情報規制しても民の口に戸は立てられない…」
>カジュ二番街
「今日はカジュもミカド城に入っていいらしいけど俺らに労働以上に大切なことがあるのか?」
「黒きサムライは本をくれたいい人でしょ?なんで処刑されるの?」
>カジュ三番街
「読みかけのミステリー小説…すごく盛り上がってきたところなのに…行かないと後で色々面倒だから顔出してすぐに帰ろうっと。」
「なんか今日は祭りらしいがまったく不謹慎じゃねえのかい?キチジョージ村の連中未だに住むところもないって奴らもいるのに…」
「悪魔になる奇病が流行っているのよ?感染源はキチジョージ村だから修道院の判断で焼かれたんだって。」
>パン屋
「パン屋の親父は本を片手にこちらをじっと見つめている…」
…。
こうなってくるとそもそもの不幸の元は何なのかだんだんわからなくなってくる。
分不相応の情報を手にしようとしたことが悪いのか、情報を無理に遮断しコントロールしようとするのが悪いのか。
黒きサムライは、知れば知るだけ人を憎み力を求め欲望に歯止めがきかないまま悪魔となり死んでしまう人間のことを哀れとは思わないのかな…。自身の信条の為にはより多くの人が死ぬことになってもかまわない、ということなんだろうか。
それとも「たとえ悪魔になっても本当のことを知ってほしい」という重いジレンマを抱えながら、本を配っていたのだろうか。
だとすれば、黒きサムライのいちいち上から目線の発言も自分の行為のエゴイ側面やその恐怖も自覚していた裏返しかもしれないな~…。見つかれば極刑なのは目に見えてるのにそれでも活動しつづけるということは、本気で自分の命を張っているんだろうし…。
…さて。妄想はこのくらいにして、そろそろ広場に戻って本筋を進めようかな。
ギャビーがついに行動開始
>オベリスク広場
なぜかお面をかぶったままの黒きサムライ…。
中に本当に黒きサムライが入っているのかどうか確認しようがないんじゃないか。
あ~もう黒きサムライって結局誰なんだよ~。気になるな~。
黒きサムライ「この世にそのままの姿で現れる悪徳はない…必ずそのうわべに美徳のしるしをつけている…。アダムはリンゴが欲しかったから食べたのではない…禁じられていたから食べたのよ。さあ貴方方もリンゴをお食べなさい。本を読んで悪魔になったお友達みたく(みたく…?)神の寵愛などないことに気付くから…」
おっ。これは黒きサムライのいい言葉。うわべに美徳のしるしか…確かにこれは名言かもしれない。
本当に危険な人はそれを完っ璧に隠す傾向があるよな。自分自身をもだますくらいの勢いで。
>黒きサムライがお面をとると、ギャビーとうり二つの顔。
え!な、なんだこれ。双子?
それとも縁もゆかりもない別人なのか…?ほくろの位置も同じっぽいが…??
>ギャビー「…」
なんだ?
なぜギャビーはなぜ黙っているのか。
驚きのあまり絶句してるのか…?
それとも最初から黒きサムライの正体を知っていたのか?
>黒きサムライ「貴方方の国はゆがんで偏っている。東京へ行ったサムライはもうそれに気づいているわ…いいえ地上にいる貴方方もうすうす気づき始めている頃よ!もう何もかも動き出してしまったわ。貴方たちにはさらなる知識と知恵が必要よ。だから私は何度でも蘇ってあげる…」
民衆「さらなる知識と知恵って?」「蘇るだと…?」
まるでキリストみたいだ…。何度でも…?どういうことだ?
生身の人間じゃないのか?
処刑されちゃった…
>黒きサムライは処刑された。その後王宮で宴が催されたが盛り上がらずお開きとなった。皆黒きサムライの言葉に動揺していた…。
本当に処刑されたんだろうか。天功ばりのミラクルイリュージョンだったり…しないか。
>宿舎
ギャビー「至急修道院まで来てください。私の個人的な案件ゆえ他言無用です」
至急修道院にと言われると寄り道したくなる…。
>城内
「神に仕えるお方と神に仇なす輩…対極にある二人が同じ顔…?」
「処刑された黒きサムライの死体は修道院に運ばれたよ。奴らの遺品は魔法の遺物として修道院が研究材料にするそうだ。」
さすがに二人の顔が瓜二つであるのは気になるよなあ。あまりにもそっくりすぎる…というか同一?
>サムライ詰所
「処刑された黒きサムライを熱狂的に支持する者たちもある。我らが思っている以上に民の日常を侵食していた。死してなお我が国の脅威となりうるか」
「処刑されたがまだ各地で悪魔が出現するらしい」
「処刑される間際の黒きサムライに話しかけたのだ…なぜ本を民にばらまいたのだ?と。すると奴はこう答えたのだ。この国の民がそれを望んだから、と」
「私も東京に行っていたのだ。戻って久々に城下町の甥っ子に会ったら見違えるほど大きくなっていてな。私が東京にいたのは数日の話だぞ?まさか東京と東のミカド国では時間の流れが違う?まさかな…」
Oh…サムライ詰所でまたさらっと新たな謎が出てきたよ…。
ミカド国の時間は東京の時間よりも流れが早い…?本当なんだろうか。
伝言ゲームのように揺らいでいく噂
>カジュ三番街
「読みかけのミステリー小説が公開処刑から帰ったらなくなってた…新しい小説でも読もうかな。そうだカツシカ村のサバトでもらった失楽園っていう小説を読んでみるかな」
子孫繁栄のためにえろえろ快楽機能があると思ってたら、子孫繁栄そっちのけでえろえろしはじめたっていうあれですか…。子供も多すぎてたしバブルだったし色々なものが一気に増えすぎた生物としての反動で抑制調整はじまったよ~の小説だと思っていた。
歳をとって憑き物が落ちたみたいにえろえろに興味がなくなってしまったけど、世の中はやっぱり広いなあ~でもこういう人たちは少数派だ。
読めば夢中になるけど、かといってこの手の人生をなぞりたいとは全く思わない。
東京大学物語みたいに夢オチで終わればズコーなギャグとしてまだ救われるんだけど、この話は豪快なマッド鬱エンド…。着地しない激情はこの世界に適応できないし、まあなるようになってるんだな~世の中(男女の仲)ってのは…と遠い目になったような記憶が。
>ラグ一番街
「悪いのは全部黒きサムライ。私たちは神に選ばれし存在」
「さすが修道院」
>ラグ二番街
特に変化なし
>カジュ一番街
「大量の本を押収できたが…民の本への熱は冷めていないようだ」
「黒きサムライがいった蘇るという言葉…国中に広まってしまっている。」
>カジュ三番街
「黒きサムライがいう神の寵愛などないっていう話…神がいないってこと?じゃあ私たちの役割は誰が決めたの?」
「本を読むと悪魔になる?」
「黒きサムライが処刑されたのにサムライ様たちは相変わらず出立するのはなぜ?」
城から遠くなるにしたがって、一つの事象への捉え方、考え方がブレていく。
そのブレが悪いとかいいとかではなくて、情報というものはきっとそういうものだよな~。
すごくそういう生っぽい感じが出ていて、ゲーム画面のテキスト演出としてとても面白いなあ~!
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商品名 | 真・女神転生Ⅳ |
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機種 | ニンテンドー3DS |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2013年5月23日(木) |
発売/ 開発 |
任天堂/株式会社アトラス |
過去作 | 真・女神転生III【PS2】 真・女神転生II【GBA版】 真・女神転生【SFC版】 公式ページはこちら |
その他 | メガテン4ディレクター 山井一千氏インタビュー |